しろんご祭り

菅島のしろんご祭りは、伊勢志摩を代表する海女の祭で「しろんごさん」と古くから地元で呼ばれ、島の守護神である白髭大明神をお奉りし、約700年前も昔から大漁・豊漁と海上安全を祈願するために、この島の人々によって受け継がれてきた伝統の海女の祭です。

この祭が行われる「白浜」は、一年を通じて禁漁区であり、この日のみ漁が許され、ホラ貝の合図で島中の海女たちが、一斉に雌雄一対の鮑を獲るために競い合います。

この獲られた鮑は、菅島の守り神とされる白髭神社に奉納されます。

この雌雄一対の鮑を「まねき鮑」と言い、「まねき鮑」を一番に獲った女性が、一年間海女頭として崇められ、豊漁が約束されると伝えられています。

沖合いでは、漁協による奉祝海上パレードがり、浜辺では地元婦人会による踊「鳥羽物語」やサザエのチラシ寿司の販売、あおさ汁のサービスもあったりします。

また、祭り終了後、大漁と安全を願う、この島独特の縁起物である島のご老人がつくった「垂れ柳」の販売などもあります。

しろんご祭りは、昭和46年8月18日に鳥羽市の指定無形民俗文化財に指定され、また平成8年には環境省が選定した「日本の音風景100選」に選ばれました。

平成23年のしろんご祭りでは、テレビでおなじみの「戦場カメラマン 渡部陽一」さんもテレビ番組の撮影で来ていただきました。

世界でも韓国の済州島と日本だけとされる海女文化が島の人々により引き継がれています。

女性による海底への素潜り漁法である海女は、日本列島において2 千年以上の伝統を持ち、漁と一体となった暮らしや信仰は海女文化を形成してきました。

日本の海女人口は2,174人(H22)であり、その内の約半分の1,000名がこの伊勢志摩地方で海女をしております。

このような海女文化を承継していくため、現在、鳥羽市、志摩市、韓国の済州島等との連携で海女文化の無形世界遺産登録に向けた活動を展開しています。

しろんご祭りの開催日は、これまで7月11日に限定してましたが、平成24年の開催からは、開催日を土曜日と限定し、7月7日(土)に開催されます。平成25年以降の開催日は決定されていませんが、7月初旬の土曜日になりそうです。

Copyright© 2012 菅島紅つげの会 All Rights Reserved.